漢詩「畏天主」
國破人亡天主存
微冥豈許易傷言
曾聞見濟非人利
宗説唯虞其手翻
国破れ人は亡ぬるも天主は存す
微冥 豈に傷つき易き言に許さんや
曽て聞く 済はるるは人の利とならずと
宗は説く 唯だ虞れよ其の手翻へるを
【押韻】
十三元(存、言、翻)
【大意】
国家は滅びるし人は死ぬが、神だけはなお生きる
こんな無力な存在だ、なぜ壊れてしまいやすい言葉に身を許せるだろう?
昔、救われた人間は人を救わないと聞いたことがあるが、宗教はあのお方の手がひるがえるのを怖れよとだけ説いているのだ。
【後書】
最近は宗教的なものにあこがれていたりする。キリスト教とかイスラームとかにね。
死後の世界を見すえた生き方を考える所が実は魅力的だったりするのだ。僕は迷う。信仰を選ぶべきか、信仰しないことを選ぶか……。
まあ信仰したら、今度は信仰する者同士ですったもんだあるだろうしなあ……。つまり、実際にいずれかの宗教に入りたがってるわけだけど。